今日は仕事を8時で切り上げて社長リチャードとそしてフリーのカメラマンと新宿中央公園へ。
彼ら二人は洋服、枕、靴など家から持ち、私は会社からインスタントのコーヒーとポットとカイロ。それからマックに寄って60個ハンバーグを買って、ホームレスの人たちに食べてもらおうと、繰り出してきました。
私は行く寸前までそんなことをするとは全く知らなかったんだけど、リチャードがポットを引っ張り出してお湯を沸かし始めたので何事が起こったかと思ったら、これからホームレスのところにコーヒーとか配るからということ。それで是非私も参加したいと言ってついていったんだけど、リチャードは毎年やっていて、去年も一人で行ったとか。アメリカ人のカメラマンも一人で自分の古くなった服をあげに行ったりマックをあげたことがあるらしい。
私はフィリピンでコミュニティーサービスとしてストリートチルドレンと遊んで一緒にご飯食べたり、シャワーを浴びさせたりしたけど、一人でものをあげたことはないし、特に日本でホームレスの人とかかわるということはまず考えられなかったこと。
今日中央公園に着いたのは9時半ごろ。とても寒くてテントはしっかりしまってるし、静まり返ってる状態。リチャードはポットを用意してやる気満々だってけど、はっきり言って私は怖かったわ。
しかもリチャードは「ハンバーガーとあったかいコーヒーを持ってきました。お腹がすいてたら食べてください」なんて言ってて、カメラマンと二人でお腹がすいてたらなんて言っちゃっていいの?っとかなり戸惑ってた。というか、もしこれで怒らせて襲い掛かってきたらリチャードを置いて逃げようぐらいの勢いだった。
だけど、ちゃんと人が出てきて状況が分かったら他の人も呼んでくれて、すぐに5,6名集まって私はコーヒーを配り、リチャードはハンバーグを、そして袋やスーツケースいっぱいに入った洋服も見てもらってちょっとした人ごみが。
去年に比べて半分以下になってる。ってリチャードが言ってたけど、ホームレスの人と話してたらやっぱり整備がされてだいぶ人が減ったとの事。何の意味もないのに移動させられたりで大変みたい。でも、毎週土曜日に米軍の人たちが来て食べ物や服はもちろん石鹸やシャンプー、髭剃りなども持ってきてくれるらしい。
北海道から来て3年前にリストラにあったという67歳の男性や、群馬や長野から来た人、一つのコミュニティーの中で生活してる感じがなんだか暖かかった。色々話を聞いてるとホームレスの人は肩身が狭くてとてもかわいそうな気がした。駅は暖かいけど警備員が寝かせてくれないとか、今では座ろうとするだけで立たされるとか…。でも、今日も日本人の男性が幕の内弁当を持ってきてくれたらしく、(うちのリチャードはマックでごめんね!って言ってたけど)食べ物などは時々置いていく人などいるみたい。だけどこうして外部の人と話す機会はあまりないからか、なかなか話が途切れなかったわ。やっぱり孤立してるから淋しいのかもね。
アメリカンサイズのリチャードの服は、「大きすぎるな〜」って言われてたけど、土曜に米軍の人たちが来た時にあげるとのこと。全てが無駄にならず、リサイクルされるっていいことだよね。
日本人も見習うべきだと思います!