DIARY

田んぼ見学

今回も帰ってきたくなかったな〜、都会へは。

でも週末だけでもおいしい空気を沢山吸って、大地の栄養をたっぷり含んだ新鮮な食事をとって、本当幸せ。

家族で参加している長野県飯山市、「蛍の宿を守る会」で米作り体験を始めて今年が2年目。

今回私は、6月の田植え、7月の草取り、8月の防鳥線張り、そして一昨日の稲刈りの4回を通して、お米が出来るまでの時間の長さを改めて感じました。

大変さは半日の作業しかしない者に言う権利はないと思うけど、正直半日でもきつい!

でも、それを毎日しかも一人で行っていて、「蛍の宿を守る会」で不耕起農法の指導をしている園原さん御自身の田んぼへおしかけて行った。

小布施に近い高山ってところなんだけど、ここもまたすごく素敵なところ。アルプス山脈や色んな山々に囲まれて、リンゴ畑やぶどう畑なんかもあったりして飯山とはまたちょっと違う雰囲気だけどここものどか。

ちょうど今日お米を刈り終えたところで、あぜに腰掛けてお焼きを食べながら色々説明して下さった。

そこに座ってるだけでも、カエル、バッタ、イナゴに赤とんぼが飛び回ってとてもにぎやか。それでも赤とんぼは数が減ってしまったそう。

とにかく、全部一人でものすごい面積の田んぼの管理をしてるのにはびっくり。でも一番大変なのは田んぼの作業よりも、あぜの管理だとか。土を積み上げて、草刈りして…という作業が大変で田んぼを辞めてしまう高齢者が多いんだって。

でも、その田んぼでびっくりしてたら、蛍が沢山でる田んぼが別の場所にある。というから車でついて行ったら、アオサギが園原さんの田んぼの上空を飛んで、どうやらカエルやらドジョウなんかを狙ってるらしい。

そこの田んぼでは餅米や古代米も作ってるのを見せてもらった。動物もイノシシ、熊、猿、きつね、な〜んでもいるらしく、去年はイノシシに多くの畑がやられてしまったらしく、柵を畑の周りに作って、その中で人間が農作物作ってるんだって。

おかしな話だよね。

これで終わりかと思いきや、豆を作っている畑がある。と言うので、そこも見に行った。

そこで出来てる大豆の量と言ったらとんでもなくフサフサできてる!驚きでした。そこは雑草もぼうぼうに生えてたけど、逆に雑草も抜かない方が害虫が付きにくいんだって。

やはり何でも共存させて行くことが一番なんだよね。

お土産にいただいた丹波大豆(枝豆)は味がすぐに落ちるから、すぐ茹でて食べて、っと言われたので早速茹でて食べたけど、スイートコーンの様に甘くて水水しくておいしい。

やっぱり自然の土地から出来た新鮮な食が一番。

でも、それにはすごい時間と手間ひまがかかっているってことを忘れてはなりませんね。