DIARY, Huntsville (Alabama)

本のない図書館へ

七時半。ランスの携帯のアラームがいつもの様に鳴る。
でも、ランスはいつも1回目は無視して、もうちょこっと寝て、8時頃に起きる。
私は出かける前の1時間前に目覚ましをセットして一回で起きる主義だから
目覚ましをスヌーズにする人の心理が分からないのだが、ローマで暮らしてた時のルームメートもスヌーズ派だったので、しばらくすると慣れた(苦笑)

でも、今日はさっさと起きて着替えて、ちょっと走って来るっと言い出した。
え〜?昨日散歩した時に、またジョギングを再開したいって言ってたけど、まさか今朝からとは…

でもでもせっかくだから私も走ろうと、上だけ着替えて出かけた。今朝はとても冷え込んでて10度とか。
私はほとんど歩いたけど、ランスは結構走ってた。

今日のお昼はランスの友達のオースティンと日本料理やのミカワへ。
飲みたがっていたみそ汁を飲めてうれしそうだった(笑)

午後はリサーチのため、ハンツビル大学の図書館へ行くと言うのでついて行った。
「ほとんどデジタル化されているから本があまりないかも…」っと言うので
「そうか、マイクロチップで管理しているのか」っと返事したけど
「今はインターネットでしょ?」っと言われ、そりゃそうだ、っと…

実際行ってみて本当に本がなく、パソコンだらけだった。
3階建て図書館自体は図書館の面影があり、奥には理数系の資料や本は沢山あるのだが
いわゆる「図書館」は一階のみ。その一階でさえも生徒がパソコンをつなげられるカフェテリアの様なエリアがもうけられ、もちろんスタバが入っている。

そこで私は今回初めて目にしたのだが、スミソニア博物館のスミソニア・マガジンを読んで午後を過ごしたが、もちろん生徒達は皆ノートパソコンやiPadで何やら作業しているし、
本を何冊も抱えている生徒なんて一人も見なかった。
ランスは金曜日の午後だから宿題をしている生徒しかいないっとは言ったけど
なんだか、これが図書館?って感じである。
ちなみにランスのリサーチもパソコンで行うそう。

ボストン大学でも教科書もダウンロードが可能だったし、資料はPDFだったけど、「本」がなくなるってやっぱり怖い。

ハンツビル大学の図書館
パソコン持ってリサーチへ